2014年 2月22日
『2013年12月のつぶやき』
年賀状、約千枚くらい出して今日1月10日現在、約800枚を超えるお返事をいただきました。
今回もメールとハガキ、双方出しました。その原稿のためにこのつぶやきを読み返し、毎月の写真をもう一度見直し、2013年を振り返ることができました。こんな機会がないと酔生夢死という言葉の通り、ただただあわだだしく日常が過ぎていき、いったい自分の人生はなんだった？という振り返る間のないのが現代の日本人の日々の生活になっていますね。
名刺入れにもたくさん新しいのが増えました。いただいた日付、場所でも書いておかないと思い出すこともできません。
12月は私のトレードマーク、白いあごひげのせいでこんなサンタのいでたちで忙しいのです。
また12月１日曜は、日本綜合医学会関西大会で環境ジャーナリスト、船瀬俊介さんが「長生きをしたければたべてはいけない」の題でお話されました。著作「ガンで死んだら110番」・「抗がん剤で殺される」などというショッキングなタイトルの本を出してる人ですから、医療界の内幕を知り尽くした人でもあるのです。
また日本笑い学会20周年記念イベントとして、列島縦断講演会がスタートして12月７土曜は三重県津市で、私が講演しました。
翌日は東京世田谷にある日体大世田谷キャンパスで、子どものこころとからだの研究会議という、養護教諭を中心とした研究会での基調講演をしました。
学齢期シンドロームという言葉を提唱した藤森先生、子どもの体が年々おかしくなっているというデータを早くから警告されていた正木健雄先生もお元気で参加されました。懐かしい先生方との再会がとても嬉しかったです。
藤森先生 正木先生
また大阪府貝塚市のコスモシアターで鎌田實先生の講演を聞く機会もありました。
そして映画、「永遠のゼロ」を見て泣きました。
クリスマスも年末年始もすべて恒例、産科当直でした。
そしてまた年末恒例、岡山県の百姓屋敷わらの船越康弘さんの宿にとまり、その料理とお話を十分に堪能しました。さっそく12月のつぶやきをはじめましょう。
１２月１（日）日本綜合医学会関西総会が、大阪の淀屋橋、朝日生命ホールで開催されました。
これは，故甲田光雄先生が会長を務めておられた医学会で「少食は世界を救う」というのが根本の考え方でそれに賛同する医療関係者や一般市民誰でも参加することができます。
甲田先生の患者さんでもあり、一番弟子の鍼灸師、森美智代さんも理事として毎回、その体験を発表し本もだしていますが、ほんとに青汁だけで18年、やせてもいないどころか、むしろ体脂肪率は30％。女性らしい体つきで会った方々が全員驚かれます。いま50歳過ぎましたが、心もからだもとっても若く見え少女そのものです。師匠の甲田先生のほうが仙人のようにガリガリでした。西洋栄養学が説明ができないのです。彼女の新刊『食べない生き方』（サンマーク出版）をぜひお読みください。
今回、講演をされたもとガンセンターの渡辺昌日本綜合医学会会長は、『医・農・食 連携のこれから』という講演のなかで、腸内細菌を使って原子変換が起こると説明していました。わかりやすくいえば、ウシは草しか食べないのに骨は丈夫だし筋肉だってすごいでしょう。肉を食べたら肉になるわけではない。豚を食べたらブタになるわけではありません。あれは勝手な幻想にすぎません。
また環境ジャーナリストの船瀬俊介氏は、厚生省に直接電話して「抗がん剤は効かないと聞きましたが、ほんとですか？」という質問をしたこと、K審議官という専門家がでてきて『抗がん剤は効かないというのは自明のことであります。また発がんという副作用もあるのです』と、おどろくべきことを答えたと身振り手振りでじつに、刑事コロンボよろしく語ってくれました。
7（土）当直明けで三重県四日市へ。日本笑い学会設立20周年記念、全国じゅうだん「新・笑いと健康講演会」で三重支部長のF外科医と私が講演しました。
そのあと、皆さんで笑いヨガの体験です。
おかげさまで新会員になってくれた方々は5名もおられました。20周年記念ということで現在、会員になっていただくと会計年度の2015年3月まで有効なのです。
最後に次の講演会、名古屋の方にタスキを渡しました。懇親会の後、近鉄、新幹線と乗り継いで最終で東京へ。
８（日）午前9時半から日体大世田谷キャンパスで「子どものからだと心を考える研究会議」での基調講演です。以前から依頼を受けていて4年ぶりくらいにやっと実現しました。日体大の野井真吾教授と久しぶりに再会、熱心な養護教諭の方々を前に、対策として子どもだけで作る弁当の日の紹介と湯浅慶朗先生の足育、今井一彰先生のあいうべ体操を紹介しました。
午後は品川プリンスシネマで映画「燦々」、77歳の婚活のお話です。吉行和子さんが家族の反対を押し切って、たんたんと過ぎていく毎日を燦々と輝く毎日にしたいと自己アピールDVDで述べていて思わず拍手でした。おススメです。
夜は百円の会といって、そうそうたる先生方が銀座のイタリアンレストランで一堂に会し、情報交換会です。
そこで先生といったら百円罰金というルールでしゃべっていて、ついうっかり、先生というと、はい、そこで百円となるわけです。適度な緊張があって楽しい会です。
「見えない世界の科学が医療を変える」という本を出版された長堀優外科医、「誰とも争わない生き方」を出版した秋山弁護士さん、南アフリカのお花畑のすばらしい写真を本にした写真家の澤野新一朗さん、もと自衛隊でサリン製造元、上九一色村のアジトにも警察と一緒に乗り込んだツワモノ、池田整治さんらそうそうたる顔ぶれでかねて聞けないお話を聞くことができました。
９（月）午後から山崎陽子さんの朗読ミュージカルのとりをつとめる森田克子さんのリサイタルが品川のドイツ風の建物であるとのことで参加しました。60数名の小さなもと教会のお部屋で、じかに聞けたことは最高の癒しのひとときになりました。
その余韻のまま新幹線で大阪の高槻で開かれた食の会です。JR高槻駅から歩いて数分、オステリア・セーザモというイタリアレストランです。ここのシェフもホンマモンにこだわり、パプアニューギニア海産のエビとか、前回は奇跡のリンゴ、木村秋則さんの農法によるリンゴを出してくれました。どれもこれも素晴らしい味でした。
11（水）今年、最後の童謡の会。
友人が面白い川柳の写真を見せてくれました。
12（木）朝7時半から梅田朝飯会。メンバーのひとりがなぜ、サムスン（韓国で一番の電器産業）がすごいのか、もとパナソニックにいてその観点からお話してくれました。
夜は大阪のドーンセンターで「食べ物変えると人生変わる」という講演をしました。
13（金）貝塚のクリニックの近くのコスモスシアターで鎌田實先生の講演会があり聞きに行きました。
赤ちゃんがおっぱいを吸うと、脳下垂体からオキシトシンというホルモンが出て赤ちゃんにより親近感を感じる愛情ホルモンというお話もされました。
またアフガンの子の描いた絵がチョコのふたになってその売上げの一部がアフガンの子供の教育費になるとのことで買いました。
またロシアのベラルーシ、チェルノブイリ原発事故のせいで白血病が子どもたちに多く発生した地区に繰り返し、支援に行かれた時の話をすばらしい童話「あたたかい雪」にしました。おススメです。
12月にはいり各地でレーザーを使った光のページェントが開催されています。その代表が大阪城にレーザーをあててこんな風にすることができたとか
また一汁三菜の和食が世界遺産に登録されたこともあり、ダシの科学がたくさん紹介されるようになりました。例えば京都と大阪で使う昆布の産地は違うんですね。
板前さんたちの極意はこんな使い分けもしてるんですね。
そしてダシをとったあとも、それを上手に佃煮にするんだとか。
14（土）今日は大阪府茨木市、阪急相川から歩いてすぐの成蹊女子短大で竹下和男先生のお話と子どもが作る昼食試食会でした。
15（日）京都で結婚教育について講演する機会をいただきました。それであらためて結婚についてのいろんな方の名言を集めてみました。どれもこれも薀蓄のあるものばかり。少し紹介します。
糸井重里（コピーライター）コイツとだったら不幸になっても後悔しないと思える相手と結婚する。
柴門ふみ（作家）男は悲しい過去を語る女に弱く、女は未来の夢を語る男に弱い。
ソクラテス（哲学者）悩むことはない。結婚しても、しなくてもどちらでも後悔することになる。
石田純一（俳優）男は眼で恋をして、女は耳で恋をするんだよ
唯川恵（作家）恋愛中はふたりの距離を縮めることに一所懸命。結婚したらどこまで距離を置けるかが重要。
いかがでしょう。それぞれ言いえて妙ですね。
16（月）笑い学会理事会と忘年会でした。そこで私が新しく出した漫画「人生が変わる笑いの力」を配布しました。
17（火）モンゴルツアーのリーダー、もり・けんさんの事務所で来年夏の計画と忘年会。
6月12（木）〜20（金）アラスカへ。
7月18（金）〜22（火）モンゴル草原マラソンに参加。
8月19（火）〜26（火）モンゴル草原で乗馬と熱気球で草原散歩
すべて風の旅行社の来年の企画です。これからこの指とまれで集めます。人生は思い出作りですからね。
18（水）大阪の飛田新地にある鯛よし百番という無形文化財の建物で高校時代の同期会。
19（木）食の勉強会、おむすびの会の勉強と忘年会。連日、飲み会が続きました。
20（金）朝から翌朝まで診療、当直。
21（土）朝一番で、当直明け7：05関空発→ピーチ航空で福岡へ。さらに佐賀県唐津へ。
午後から外来、当直を24（火）朝まで。朝一番の飛行機で関空着、8：50、すぐ貝塚市のクリニックで診療開始です。そしてまた当直もしました。
24（火）夕方、NHKTVでこの5月に80歳で世界最高峰の登頂に成功した三浦雄一郎さんの記録番組が1時間あまり放映されました。高山医学を極めた女性医師（たぶん東京女子医大、今井通子さんの後輩？）の指導のもと、その冒険記録を見事にまとめた番組でした。
エッセンスをどうぞ。
26（木）当直あけで、梅田朝飯会に出席。
そして9時から映画「永遠のゼロ」を見て泣きました。
今夜から事務所には戻らないので、メール年賀状を一足早く600人くらいに送りました。
夜はまた当直にはいり28（土）朝まで診療・当直でした。
28（土）朝8時に、東京から夜行バスできたふたりを迎えて、難波の24時間オープンの、すしざんまいで朝食、9時のJRで兵庫県赤穂経由して日生（ひなせ）へ。恒例の岡山県、百姓屋敷わらツアーのはじまりです。
岡山から4人参加して、五味の市でカキをはじめ海の幸を炭火で焼いての昼食です。
岡山にしかない高級食材、黄ニラの寿司も買ってきてもらいました。
お腹いっぱいになったところで、JR組は備中高梁（たかはし）まで、車のグループは山を越えて高梁駅前で合流して県北の百姓屋敷わらへ。
途中はこの通りの雪。
お宿の２階から下を見るとこのとおり。
夕食メニューはこんなに豪華。
夕食後は船越康弘さんのお話でした。
29（日）新聞もテレビもない、いったい今はホントに年の瀬？ というくらい静かです。まるで初日の出でしょう！
からだにいいもの、おススメ本、DVDなどが販売されています。
お日様の当たるサンルームで朝食
そしてまた船越さんのお話が続きます。
お昼前になり炊き込みご飯までいただき、心もからだもほっこりした気分でわらを後にしました。
わらの皆さんお世話になりました。ありがとう。
私はそのまま高梁から岡山の先、高島駅で下車、サンクリニックの恒例の年末年始の７日連続当直のスタートです。
29（日）-31（火）夕方まで岡山、それから新幹線と高速バスで大晦日から正月2日の朝まで佐賀県唐津、そして1月2木曜朝一番の飛行機で伊丹に飛んで、事務所で年賀状を受け取りその足で泉州貝塚のクリニックへ。
そして3泊して5(日)朝一番のピーチ航空で関空から福岡へ。
今日はホテルニューオータニで博多笑い塾の新年会です。
これでやっと、遅れていた最後の12月のつぶやき原稿を書き上げました。ここまで読んでいただきありがとう。テレビは成人の式の話題、1月13日になりました。