今年も早や大型連休直前。近くの果物屋さんにはナント真っ赤なスイカも。
出会いと別れの３月、４月も瞬く間。桜も近畿では終わったなと思っていたらテレビで桜前線は今や東北、例年よりもやはり10日も早く、弘前城の桜も散りかけというニュースでした。
毎年、京都の桜を見に行く機会ができ各地の有名な桜も覚えました。

それで今年は《行く春を惜しむ》と題して京都の桜のステキな場所を別にまとめて旅日記に紹介することにしました。
紅枝垂が見事な原谷苑、そこから下って仁和寺の御室（おむろ）桜、お庭が見事な京都駅の近くの渉成園（しょうせいえん）、祇園白川から木屋町高瀬川の畔の桜、そして丸山公園などです。
奄美大島や沖縄では１月〜２月に寒緋桜、北海道では花と葉っぱが同時という同じ日本でもいろいろです。横浜にはソメイヨシノの次をいくといわれる横浜緋桜があるということで写真を載せました。ぜひ見てください。
《行く春を惜しむ》のページへ

４月はお花見のほかに、末期ガンから生還した方々の第２回ウェラー・ザン・ウェル学会、超少食でガンや難病を治した体験発表会（全国健康むら21ネット）などにもコメンテーターとして参加しました。
それから江戸の下町、浅草、上野不忍池の畔を探訪した報告もいれました。
ウェラー・ザン・ウェル学会の報告のページへ→

それでは今月のつぶやきをはじめましょう。

4月2日（水）2か月に一度、食に関心を持つ方々の情報交換の場『おむすびの会』です。

宮崎の東国原知事がＰＲしている今の季節の旬、日向夏をご存知ですか？
ナイフで黄色い皮を薄く切って白いところを残して八等分して食べます。
白い所に甘みがあり、中の酸味と合わさってとってもおいしいのです。変わった食べ方としては、しょうゆにつけるとポン酢にかわります。きな粉をつけてもおつな味になります。
自分のところで生産して発送をしてくれるお店を紹介しましょう。大久保果物店（ＴＥＬ＆ＦＡＸ:0985-85-3871）にＦＡＸでお願いすると５Kg（30個くらい）で３千円と送料が千円で着払いで送ってくれます。これは東京のデパートで売っている半分の値段になります。

おむすびの会のメンバーで、陰陽調理法を教えている方が奈良で野菜の栽培もはじめ、菜の花の写真を撮ってきました。
そしてみんなに聞きました。これは何の花？
　菜の花ですが、これがたくさん種類があるんです。「菜の花」と呼ばれているのは、アブラナ科アブラナ属の花のことです。十字科植物とも呼ばれていて、野菜の仲間が多く、日本で昔から有名な菜の花は、「ナタネ(菜種）」と呼ばれ、それは種から油をとることができる菜っぱという意味で
「アブラナ(油菜）」とも呼ばれた・・・以上、「ナタネの絵本」（農文協）から引用しました。

今、堤防や田んぼの横で咲いているのはほとんどが外来種のセイヨウカラシナだそうです。
次の写真をごらんください。

　　
チンゲン菜　　　　　　　　　　キャベツ　　　　　　　　　　　　　水菜

　　
ブロッコリー　　　　　　　　　　　　　　　白菜　　　　　　　　　　　　　　　蕪

４月３日（木）自宅の地域ボランティアで毎年のお花見会で友人のハーモニカ奏者もり・けんさんと持参のアコーデオンを桜の下で演奏し、最後はここの地域のお決まりの曲《河内音頭》をもと乙女たちが踊って幕。　

　夜は先輩の弁護士さんの開業40年のお祝いの会で話をしろということで、笑いの効用をパソコン、プロジェクター持参でお話しました。
場所は有名な大阪の吉兆本店、26年も大阪にいてはじめて足を踏み入れました。
そこのお料理の写真を撮りました。田舎者ですから。

５（土）名古屋でこれからはどんな家が大切なのかという視点で、笑いのある家庭が大切ということで一級建築士の方がやってる家庭環境サミットでいろんな方と一緒にお話しました。

伊豆で野菜ジュースを中心にした少食健康施設をやっている石原結實先生や

いじめに取り組んでいる先生、それから20年前からボケは治る、治せる。ボケは生活習慣病だと主張して5万人もの認知症を治してきた浜松の金子満雄先生は講演の前にいきなり持参のバイオリンで「アカシヤの雨のやむとき」を弾きはじめました。
ざわざわした会場は一気に静まりました。

先生自身も40過ぎてからはじめた楽器です。もと長崎の被爆者でWHOの仕事でケニアでも3年間仕事したり、欧州にいたときはトランプで20〜30くらいの遊びができないと相手にしてもらえないよとのこと。
ボケる人は社会的に地位が高くても遊びをまったく知らない連中だ。小ボケ、中ボケという認知症の8割は五感を使った楽しい体験をたくさんすれば治ると力説されていました。

最後の講演者はご自分が、肺がん末期から生還して11年目、いのちの落語と題して闘病記を落語仕立てにした樋口強さんが出演されました。
実体験に基づく新作落語です。これからの医者は患者さんに必ずクスッと笑わせる小話ができないと保険医の資格を更新できないという時代がくる。そのためにこの樋口塾には多くのまじめ過ぎる医者が必死で押し寄せるという未来の話でした。

６(日)枚方で介護ヘルパーや家族の方々を対象にお話しました。
３月いっぱいで定年になった高校時代の同期生と25年ぶりに会った友人も同じ状況とかで、話しを聞きに来てくれました。
友あり　遠方より来る　また楽しからずや　浪速、友あれですね！

10(木)　上方きっての落語家　桂文珍師匠が日本全国ツアーの最後に地元で10夜興行のうち、やっと10日の切符が取れてじかに聞きました。
生はすごい、しゃべりのプロとしてとても勉強になりました。

11(金)京都の原谷苑のお花見です。前々日に88歳になったおばあちゃんはこれだけを楽しみにしている方ですので、自宅まで迎えにいって同行しました。

今年で最後と毎年、思い続けて米寿。

桜の下でプロの歌手がハッピーバースデーを歌いビデオ、写真におさめプレゼントしました。

連翹の黄色、白の雪ヤナギ、吉野ツツジの赤をバックにおしゃれで嬉しそうでしょう。
私も1枚、還暦過ぎたら毎年、明るい遺影の撮影会をしようと撮りました。

お昼は2週間前に予約した五条大橋東詰めにある350年前からあるお麩料理の店《半兵衛》さん、ここのお料理(3150円)のメニューはひとつだけ、午後2時まで（お休み無し）ですが外国の方でもどんな人でも京都らしい料理と喜んでくれますよ。（TEL：075−525−0008）

ここでのお楽しみは口の幸福、口福だけではありません。前もってお願いしておくと食後に２階に集めた江戸時代、それ以前の貴族の方が花見に使う調度品、千利休の会席の時のレシピの文献などを係りの方のガイドになって説明つきで見せてもらえるんですよ。
帰りにはもちろんお麩のいろんな製品を買うこともできます。

そしてお腹もいっぱいになったところで、京都駅から歩いて8分、東本願寺の別邸、渉成園（枳殻邸[きこくてい]）です。
寺は奈良、お庭は京都というようにすばらしい日本庭園が数多く京都にありますが、京都駅からすぐのところにこんなすばらしい穴場があるなんて知らないでしょう。

正門をはいるとすぐ目に付くのが大きな紅枝垂、そして椿がたくさん落ちて前述の米寿の方の写真をまた撮りました。

百歳まではみんな十代、あなたはあなたの人生で主演女優ですよと話してあげました。
耳が遠いからよく聞こえなかったみたいでしたが・・。

12（土）大阪府八尾市の市制60年イベントで1年前に完成して各地で自主上映している映画《4分の１の奇跡》上映が昼、夜2回ありました。
コメンテーターとして出演してましたので映画の最後に入江富美子監督と一緒にちょっとだけ舞台挨拶をしました。

　　

始まる前に人寄せパンダとしてチンドン屋の格好をしてアコを持参して人集めをした結果、500人弱の方が見てくださいました。
映画の幕間に友人の林家染雀さんが女性落語家の桂あやめさんと姉キントリオとして女装して三味線漫談を披露してくました。きれいでしょう。

4月13日（日）東京の神保町、一ツ橋ホールで第2回ウェラー・ザン・ウェル学会に副理事長として参加しました。
はじめは300人収容の教育会館の予定でしたが、希望者が多く急遽500人収容のこの会場に変えました。それでもキャンセル待ちがでるくらいでした。
朝早くからたくさんの方が末期ガンから生還した方の話をじかに聞きたい、治った今のほうが、ガンになる前よりももっとゆたかな人生だというのがウェラーザンウェルという意味ですから。

仕掛け人はもとNHKディレクターで18年前に腎臓摘出したガン闘病者、NPO法人ガンの患者学代表の川竹文夫さん、同じく腎臓ガンから生還した寺山心一翁副理事長、もとカネボウの取締役社長でがんばりすぎて悪性リンパ腫の末期から生還、70過ぎて再婚して今が一番幸せという近藤町子副理事長、それから消費者運動の旗手で《抗がん剤で殺される》・《ガンで死んだら110番》の著者で自称、学会の用心棒こと船瀬俊介さんと私が顔をそろえました。

もうひとりの副理事長は世界的な免疫学者、安保徹新潟大学大学院教授ですがご都合がつかず今回はお休みでした。

　　
川竹文夫さん　　　　　寺山心一翁副理事長　　　　近藤町子副理事長

そして今回は《なおったさん》とここでは呼ばれている、末期がんから生還してウェラーザンウェルを達成した前立腺ガン、肺ガンの闘病者4人に医者が教わるという4組の体験発表と《これからさん》というガン闘病者3人に今の思いを聞くというのが今回の目玉です。
末期ガンという重いテーマなのに終始、笑いが絶えないのは末期だろうと転移があろうと医者から余命半年といわれようとすることすれば、こんなにも治った人、それも明るく元気にウェラーザンウェルを達成している人がいるんだということを確信できるからです。ガン専門病院にはこんな人はまず来ませんし、行きません。そこでは治せない、治らないことがわかったからです。よくなった人の共通点は医者から見離されたか、医者を見限った人ばかりというこの皮肉！　これが日本のガン医療の実態を表していますね。
4月５ 日の名古屋での金子満雄先生の《ボケは治る》という話と同じで、治らないではなく治せないというのが本当のところだったのだと思います。
4月26−27日の大阪で開催された超少食による難病、ガンからの生還例を見ても今の西洋医学は再考を要する時期にきてるなと痛感しているのが私の実感です。

朝10時から始まり、夕方五時までびっしりスケジュールがあり、私の本もたくさん買っていただきました。そしてお勧めの本もたくさんおいてありました。
終了後には記者会見で、それぞれがまだ言い足りないことをしゃべり1時間半、終わったのは午後7時前でした。

15（火）の毎日新聞に山田寿彦毎日新聞代表室委員が署名記事としてこんな形で写真入りで掲載を関東版だけでしたが掲載してくれました。

19（土）東京の笑い学会関東支部で3年ぶりの講演です。東京の下町、浅草で降りて墨田公園でこんな幟を見ました。さて問題です。

なんと読むのでしょうか。これはチャンスとばかり寄り道してみました。武者装束の方が白扇で合図をすると、馬が走り出します。

目にも止まらぬ早業とはこのこと、馬上から的をねらって矢を放つ競技です。
携帯カメラで数枚撮ってやっとこれが撮れました。というのは早すぎてシャッター押したときには馬のお尻しか写ってなかったり、とにかく速いのです。
見事、打ち抜くとヤンヤの喝采！　

並んだ騎手の中には青い目の方も、こんな人はびっくりしたとき、目は白青させるというのでしょうか？　

終わったあと馬上ゆたかな若武者たちにいっせいに声援を送っていました。さて最初の問題、読み方は《やぶさめ》でした。

　日本に有名な赤鼻つけたドクター、パッチアダムスを呼んできてイベントする笑い学会の会員が、ちょうど仲間と浅草でケアリングクラウンパフォーマンスを終えたあと、その衣装で駆けつけてくれました。

講演すんで会場で軽い打ち上げのあと、2次会は下町浅草でちょいと一杯！　浅草名物はここ舟和の芋ようかん、女性軍は大好きですね。
あっという間に無くなりました。入るところが違うというから、出るとこは一緒でしょと切り返してあげましたが・・。

浅草の地図を紹介しましょう

そして夜の浅草、仲見世通りを過ぎて有名な浅草公会堂、

ここには有名な芸人さんたち273名の手形を踏み石に使っています。

左手もあるでしょう、これは利き手が左ということですね。
ここの昔の地図や、隅田川のカッパが楽しそうに花見で踊っている色っぽいポスターもありました。

そして浅草六区には、ここ浅草から有名になった芸人さんたちの顔が道の両側にライトアップされた形で並んでました。

フーテンの寅さんはわかりますね、もうひとりは今の若い方は名前も知らないでしょう。エノケンこと、榎本健一さんで昭和20年代から30年代にかけて一斉を風靡した喜劇役者、日本のチャップリンでしょうか。昭和も遠くなりましたね。
今夜は十五夜、なんと浅草の五重塔に満月がかかるステキな写真が携帯カメラで撮れました。
これがライトアップした浅草寺、ほか下町情緒あふれる懐かしいものを集めたテプコ浅草館には次回いってみようとパンフレットだけいただきました。　　　　　

20（日）この日は1日、関東支部の方に案内してもらって東京下町見物です。
これが有名な雷門、地下鉄浅草駅には浅草の祭りで使うおみこしが飾ってありました。

ここから地下鉄で12分、上野広小路でおりますと、昔ラジオで名前だけは聞いたことのある鈴本演芸場、JR徒町（おかちまち）、アメ横つまりアメヤ横丁の近くです。
500円で毎日曜の10時から若手の落語家が交代で高座をつとめています。午後や夜の寄席は真打など名の通った方々の出番です。

ここは不忍池（しのばずのいけ）のほとり。

懐かしいものをたくさん集めた下町風俗資料館、我々が子供時代に過ごしたものがたくさんあります。

主婦の心得いろは歌もありました。

そこで仕事をしていた江戸風鈴の職人さんに話を聞くことができました。
外人さんたちがインターネット（http://www.edofuurin.com）で見て買い求め手荷物で持って帰るそうです。

お昼もまわって目に付いたのが伊豆栄という創業260年、宮内庁ご用達、入江前侍従長や有名俳優さんたちがパンフレットに思い出を書いています。
炭は紀州のウバメガシを使って自前の窯で、備長炭（初めて売り出した人の名前が備中屋長左衛門ということでこの名がついたとか）を作りこれでウナギもごはんもタレもすべてこの備長炭を使うというこだわりよう。
さすがに行列、待つこと30分、話のタネにいただきました。大阪と違って背開きですね。大阪は商人の町、江戸みたいに武士に遠慮はしないから切腹なんか気にしないで、ウナギは腹から裂くんですね。

　お腹一杯になったところで地下鉄で40分、渋谷から下北沢に出てここのタウンホールでブロードウェイで2年2ヶ月のロングランヒットというひとり芝居の《ケイブマン》。
この作者は男女の違いを人類学、考古学、心理学などあらゆる角度から3年も研究してこの作品を完成。米国以外では34カ国、のべ850万人を動員、アジアでは日本がこの4月が初公開。
なぜ男はテレビやゲームに熱中し、なぜ女は疲れることなくデパートを物色し、服装を褒めあうのか？
それは原始時代からの本能のなせるワザ。男は狩猟、そのために使う槍などの道具、情報が最大の関心事である。その真剣に向き合ってるときは外野のことは全く耳に入らない。他方、女は木の実や果実でかごを満たす。それが今の時代はショッピングということを知らないと、ぶつかりあった挙句、男は女にこういわれてしまう。
《男なんて最低！》そのわけをつきつめていくと原始時代の洞窟にいる男、原始人（ケイブマン）にゆきつく。そこで啓示を受けからだも思考回路も行動パターンも違うことを思い知らされるということで、見た方々の感想を見ると、次は彼と一緒に見にきたいとか、最近けんかが多い彼女にも見せてあげたいとか、これ、私のとこの話？とか。
パンフレットには最近うまくいってないカップルが二人で見たら、手をつないで帰っちゃうかもなんてコメントも。私はカップルできてる人がこれを見て、それぞれ違う思いの感想を持つだろうからその後、どうなるかなあと思ってまわりを見てました。もともと私が講演で話している内容だからそれをこういう一人芝居で伝えると、世界中から注目されるんだなとわかりました。

　夜は再び浅草にもどり、ここにしかないという鯨専門店《勇新》に連れて行ってもらいました。
欧米は油を取って捨てるのに捨てるところがないというくらい日本では使いますね。

給食にも鯨の立田揚げというのは定番メニューでしたし、漫画《おいしんぼ》でも詳しく実態が紹介されていました。

鯨は「プランクトンやアミなどを食べるんですよね」と小学校で習った知識のままで質問したら、これを見なさいと調査捕鯨はなぜやるのというパンフレットの写真を見せてくれました。

そこにミンク鯨の胃内容が出ていました。
プランクトンなんてとんでもない、小魚、えび、イカなど丸呑みで全世界の漁獲高の3倍から5倍も食べている大食漢なんです。

そして下あごだけ歯のある鯨をハクジラ、歯茎がひげのようになったのがヒゲクジラ、そのひげで昔はテニスのラケットのアミを作ると習いましたね。
これがヒゲ、ヒゲで飲み込んだ魚と捕らえてヒゲの間から海水を出して飲み込むというえさのとり方です。
イルカというのは長さ４ｍ以下のクジラのことだとか。そんなことを勉強しながらクジラをいただきました。

21（月）の午前中、東京で講演して午後の便で大阪へ。

24（木）午後から老人大学開校式で第1回の講演を依頼され、300人の前でお話しました。
開口一番《前期高齢者のみなさん》と言いました。まだピンときてない、あなた方のことを政府はこう呼んでるんですよと自覚を促しました。
夜は当直です。今月は3回目です。

26（土）午後から大阪のエルオオサカの百人の会議室に《超少食を実践してガンや難病を克服した方々14人の体験発表》がありました。
昨年も同じ時期に20数名の方が大阪府八尾市の甲田光雄先生の指導でよくなったことを発表しました。
一部は昨年の方でしたが、あらたに九州や静岡からわざわざ自分の体験が誰かのお役に立てばと駆けつけてくれました。

それらの発表は昨年10月にはマキノ出版から《奇跡が起こる超少食》という題で実践者10人の証言（筋萎縮症、筋ジストロフィー症、肺ガン、前立腺ガン、再生不良性貧血、原田氏病、潰瘍性大腸炎、悪性脱毛症、C型肝炎、上腕神経マヒとどれも難病を超少食で治しています）とそれに対し、医学的にどう考えるかというコメントを世界的免疫学者、安保徹教授と私と甲田先生が書いています。
これが2年前からはじまった全国健康むら21ネットの最初の作品になりました。

そしてその中のもっとも超少食、1日青汁1杯だけで元気に13年という鍼灸師　森美千代さんがこの四月に《食べること、やめました》を同じくマキノ出版から出しました。
彼女は脊髄小脳変性症、昨年テレビドラマとして「１リットルの涙」という題で放映された話と同じ難病です。
テレビでの話は20代でなくなっていますが、彼女は食を断つことで治ったばかりか鍼灸師としてりっぱに仕事をしています。150ｃｍで60kg、体脂肪率は30％を超えるという状態が10年続いています。

そして静岡から来たイラストレーターの赤池京子さんは20代で頭髪がすべて無くなるという悪性脱毛症と潰瘍性大腸炎（クローン病）、花粉症という三重苦から見事に克服してそれを得意のイラスト紙芝居としてお話してくれました。

そして今月、マキノ出版から《マンガでわかる西式甲田療法》を出版し合わせて出版記念パーティになりました。

詳細は別にまとめてHPの中で《第3回全国健康むら21ネット大阪》で昨年に続き紹介しますので、主だったものだけ紹介します。

さてこの方、いくつに見えますか？

ご自分の長年、アトピーに苦しんだあげく甲田先生に出会い実践してこの10年、薬なし。体重は39Kg　ですが全国を講演で走り回っても疲れないし元気。今回も自分のこの体験を伝えたいとわざわざ福井から大阪までおいでになりました。

なんと84歳ですよ。いかに少食、生菜食で若返るかおわかりでしょう。肌の色艶、年齢を偽ってると普通なら思われるでしょうね。

ぜひ写真をというと、喜んでと応じてくれました。前述の悪性脱毛症、一番ひどい時の写真を堂々と見せてくれました。見事にそりあげたようなツルッパゲです。
それに難病の潰瘍性大腸炎。それが20代の女性だったら自殺しかねませんね。それが必死でインターネットで探して甲田先生を見つけ大阪まで行こうと決心しました。こんな私でもできましたというのは、お菓子を見たらつい手がでて何度も何度も挫折を繰り返した体験を持つからです。でもゆっくりゆっくりですが、完治して今ではこのとおり。

ヨガインストラクターの森垣奈津子さんは30歳で甲状腺ガン、そして50歳すぎて肺ガンというふたつのガンを克服し、2003年の《第1回千百人集会》にも参加し、自分の体験を話すことがこれからのガン闘病者に励みになる、それが私の役割と笑顔ではなしてくれました。

そんな14人に対して免疫学者の安保徹先生と私が、甲田先生のコメントの後に15分ずつ医学的な解説をしました。
そんな参考書はないし、かなり苦労しましたが、私なりにひらめいたことがあります。
生き物の原型から考えるとチクワをイメージしてください。すると腸管にあたるところは実はまだ外、外界だから細菌の侵入をくいとめなければなりません。だからマクロファージをはじめとするリンパ球など免疫システムが守っている場所です。
ところが食べ物を消化・吸収・排泄という役割ももっています。これは119番すると火事ですか？救急ですか？と聞かれますね。これと同じです。消化活動をしながら救急もしろといわれると時間が余計にかかりますよね。病気のときに食べるという負担をかけると治りが遅くなる理屈です。だから病気のときは食べないでじっと寝ているという、野性の動物がやることを人間ももう一度思い出すのが養生の基本ですね。

安保先生も食べないという非常事態がおこると、老廃物やイボ、シミ、ガンという余計なものまでエネルギーのもととして利用することで若返り、ガンもよくなる、免疫力が上がるということをお話されました。

27（日）昨日に続いて第３回全国健康むら21ネットin大阪大会です。今日はエルオオサカの大ホールです。

午前中は300人、午後には500人が参加されました。
午前10時からは5人の方々が20分ずつお話されました。20代で奈良で農にめざめ仲間とお茶栽培に汗を流す若者、血液循環療法で30年近くいろんな病気をよくしてきた大杉幸毅綜合医学会理事は日本の医療のこれからと問題点を指摘、森を再生することでヒトもクマも共生できることを訴えている日本熊森協会の森山まり子さん、歯科医の立場から子供の健康と食育を独自の視点で語る豊田豊章さん、使い捨て時代を考える視点から工業社会の終焉を訴え続けている槌田劭さんのお話など質疑応答をいれて2時間半のシンポジウムでした。

　午後からは超少食を科学するということで、理化学研究所の辧野義己先生が腸内細菌そうからみたデータを調べると、ウシと同じだと発表しました。
栄養学の立場からからは大阪教育大学の奥野豊子教授が結論からいえば、西洋医学の栄養学からは説明不可能とおっしゃいました。まだまだわからないことだらけです。
最後にこれからの未来や命について福原宏一もと小児科医が司会をして辧野、奥野両先生と私と安保徹先生も加わって綜合的な感想を1時間半にわたって述べました。

5時45分まで200人余りの方が熱心にきいてくださり私の新刊、それから今回紹介した森さん、赤池さんの本も飛ぶように売れていました。甲田先生のおっしゃるように少食は世界を救う愛と慈悲に行為なのです。

28（月）夜から30（水）の朝まで岡山で当直、昭和の日にうまれた赤ちゃんです。

電車の吊り広告に雪の立山、高原バスが１7日からオープンの案内がありました。
恒例の雪の立山ツアー、今年は大型連休明けの10（土）〜12（月）の予定です。

4月の新聞で笑い測定器を考案した関西大学木村研究室が紹介されていました。
こんな研究をしているのがやっぱり関西！　こうなるともう笑うしかありませんね。
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