2010年 4月12日
『3月のつぶやき』
季節はめぐり、星かわり、あわただしい日常を過ごす中、桜の開花宣言が各地で聞かれる頃になりました。
そして3月は出会いと別れの季節。ニュースでも卒業式の話題です。50代以降の方にとって卒業式といえば『仰げば尊し』が定番でした。ところがそれから子ども達自身が歌いたい歌という時代になり、今では仰げば尊しを知らない世代が長く続いています。
歌は世につれ、世は歌につれといいますが、仰いで尊い先生がいなくなった、というのもいつの頃からか教壇がなくなり生徒と同じ目線という時代になったのです。尊敬する師というより友達のような先生、親子が人気という時代になりました。
歌詞の意味もピンとこない、「わがしのおん？」、『洋菓子にもお世話になってるのに』などという輩もいる時代になりました。
その後、「高校3年生」（舟木和夫）、「卒業アルバム」（荒井由美）、「さくら」（森山直太郎）、そして「贈る言葉」（武田鉄矢・海援隊）などが人気でした。
この3年ほどで高校生が卒業のときに歌うのが『3月9日』というのがあるのだそうです。その歌詞が生徒うけするとかいうのでインターネットで調べてみました。これは2005年フジテレビで難病（脊髄小脳変性症）の中学生が発病から亡くなるまでのＴＶドラマ『1リットルの涙』の中で歌われて有名になりました。そしてレミオロメンというグループの藤巻亮太さんの作詞作曲で、友人が3月9日に結婚する、それでこのタイトルで曲を作ったとか。その歌詞とは『あらたな世界の入り口に立ち 気づいたことは ひとりじゃないってこと 瞳を閉じればあなたがまぶたのうらにいることで どれほど強くなれたでしょう あなたにとって私もそうでありたい・・・』。
また『翼をください』もよく歌われました。こちらは昭和46年（1971年）の歌ですからあれからもう40年近くも経ってるのです。私が医師になった年でもあるのでよく覚えています。
またもう少し前は『エール』という歌が人気だったとか。どんなグループが歌ってるの？と聞いたら「いきものがかり」というので笑ってしまいました。ケッタイなグループ名があるもんだなと思いました。
今月も相変わらず全国を飛び歩いてますが、初めての土地、なんと亜熱帯の鹿児島県奄美大島郡の徳之島からの講演依頼がきたのです。12月に103歳の福岡在住の昇地三郎先生を紹介しましたね。あの先生が2月に行かれて、私のことを強力に推して下さったのです。
先方も年度内ならなんとかということで、3月下旬に行くことが決まりました。
金曜の夜、2時間のために前日に飛行機で飛んで、講演した翌日に飛行機で帰る。それも鹿児島経由なのです。前後3日はかかるというはじめてのところです。奄美大島は私のルーツでもあるし、このHPの旅日記でも書いたように1日に1回、伊丹空港から奄美本島まで直行便がありますが、そこから40分のは本島経由の1便か、鹿児島経由の2便だけなのです。
それ以外にも大分県九重町の夢の大つり橋や徳島県美馬町、福岡など関西以外にも飛び回り１０回の講演、連休など5日の当直、名古屋での4例の帝王切開の麻酔など本業も。
3（水）朝6時40分の大阪駅発の高速バスで徳島へ。あちこちで梅が満開。私はフリージアをはじめ、菜の花、梅など香りのいい花は大好きです。
1週間前、テレビで耳寄り情報を仕入れました。この3年ほど前から握りこぶしほどの大きな「ももいちご」というのが徳島の佐那河内（さなごうち）にしかできない、ほんとに美味しいイチゴがあるとか。そんな大きさだからひとつで600円くらいするらしい。
ぜひ食べてみたいと思ってそこのJAに問い合わせたら、なんとシーズンは12月から1月で発送は2月いっぱい。残念ということに。でも念のためと思って徳島駅前のそごうデパート地下のフルーツ売り場に問い合わせたら、小ぶりでワンパック600円（１０個いり）はあるとのこと。どんな味か確認のために帰りに手に入れようと勇んで出かけました。大きなものはありませんでしたが、小さなパック入りを買ってついでにジャムも買って帰りました。
4（木）今夜は大阪で当直、今週は火曜、木曜の昼間は名古屋で帝。切開と多忙でした。
5（金）大阪の南、岸和田にある半世紀以上も続く医師会立看護専門学校の卒業前の講演を頼まれて行ってきました。平均年齢29歳で二十歳くらいから40代までと幅広い世代です。
タイトルは「あなたの笑顔、なにより薬！」という題で国家試験も終わり発表を待つだけというホッとしている時期に「あなたがたは専門技術でお世話する人の笑顔に出会える。そしてその資格は国家資格！むかしは３K,いや９Kといわれてなり手がなかったけど、今は頑張ったら女性として安定収入も世間からの尊敬も得られるいい仕事だよ」とエールを贈りました。
６（土）突然、ガンといわれたらどうしていいかわからないという方が大半だと思います。セカンドオピニオンといって別のドクターの意見を聞くというのも保険で認められ、この診断が正しいのか、他に治療方法がないのか相談するところはありそうでないのが現状です。
大阪には数年前から岡本裕先生らを中心にe-クリニックといってインターネットで情報を送り、西洋医学、東洋医学、中医の方々が相談にのる会員制のシステムがあります。末期がんから生還した方々はたくさんいます。これまでの記録をまとめた本にたくさん紹介されています。
友人からの紹介で福岡からこられた患者さんと一緒に新大阪のe－クリニックの事務所に一緒に行って話を聞きました。ひとり1回、相談料1万円でMRI,レントゲン、臨床検査データを見ながら適正にわかりやすく説明してくれます。まず自分で作った生活習慣病の代表、それがガンだからライフスタイル、食生活、心の持ち方を改めるという考え方は、NPOガンの患者学研究所と全く同じです。そして実行した人だけが、ほんとにガンとの共生は可能ということを実感してます。とりあえずガンの病勢を抑えることに目標をおくという考え方でした。
転移など急に悪くなるのは頑張りすぎの結果ですから、それをあらため、、慢性の睡眠不足のライフスタイルを改善すると変わります。そういう方々を私もいっぱい知ってますから、この考え方は正しいのだと思います。
年に一度、岡山大学小児歯科の岡崎好秀先生の主催する第27回ネコの会前夜祭です。歯や食に関心のある方々100人が3月の第1日曜に集まり、研修のあと特別講演を聞きます。虫歯を調べるテストの頭文字CAT, それでネコの会と称してます。
15年前に私も講演してからのお付き合いです。これまでに名古屋の東山動物園園長先生、NHKTVためしてがってんのディレクター、北折一さん（自己紹介で敗北の北、挫折の折。マイナスいちと書いて北折一と書きますとか！）、などがお話しされ、今年は弁当の日を応援している西日本新聞社の佐藤弘さんと内田美智子助産師さんでした。
西日本新聞社では7年前から『食卓の向こう側』という食育のシリーズを定期的に行い、それを500円の小冊子にまとめ、なんとシリーズ全体で70万部も売れています。
40人あまりが前日から神戸に集まり、中華料理を食べながら年に一度、体に悪い食を体験するのです。というのは3次会は12時過ぎにとんこつラーメンを食べるというものですから。今年はそれからまた4次会でテーブルマジックを見にいったそうです。以前、私も付き合いましたが目の前で見ていてもわからないくらいスゴイのひとことに尽きるほどです。
7（日）朝9時から、宿題の食べる、噛むということに関する標語を各テーブルごとに作って発表というのからはじまりました。午後の特別講演は圧巻でした。
８（月）三ヵ月に一度、大阪の太閤園で毎月の童謡の会の拡大版として今回も130人くらいのもと乙女を中心に男性は10人足らず、懐かしい童謡、唱歌を2時間近く歌いました。最高齢は98歳、毎回常連で、もとコーラス隊でソプラノだったとか。
92歳でいつもハーモニカを持参して一緒に吹いてくださるおばあちゃんもいます。この方は昨年のNHKTVの大河ドラマ「篤姫」の中で有名になった小松帯刀の末裔とか。
９（火）朝、飛行機でまた福岡に飛んで午後から市内で講演、夜はおっぱい110番という母乳育児をもう30年近く福岡で指導している平田喜代美先生と久しぶりに会って情報交換しました。これまでの仕事を集大成してすばらしい本を出されました。これからママになろうという女性は必見です。
10（水）朝一番で大阪へ戻り、夜は毎月第2水曜に大阪市内の喫茶店でやってる童謡・唱歌の会でアコーデオン伴奏をやりました。ちょっと寒かったけど2時間余り歌ってるとからだはホコホコしてあったかくなりますね。
11（木）4月19日発売予定の笑いヨガと私のミニ講演を収録したDVDの再校正のために東京から担当者がきてくれて、DVDを見ながら訂正をしました。
東京までアコーデオンを持参して、2月に収録したのを改めて見ました。講演のあとにみんなで沖縄の「はな」をアコーデオン伴奏で歌ったのもはいってます。
13（土）奈良県生駒市でガンからの生還者、杉浦貴之さんの講演ライブを聞きに行きました。
彼は十年前にガン、それも五年生存率はわずかという事実を告知され、自暴自棄になった時期もあったけど、自分で生き方を変えホノルルマラソン完走の夢を実現し、そこで最愛の人に出会うこともできました。
そんな話しに感動したてんつくまん（この世に天国をつくろうということでつけた名前）が2作目の映画を作り、その上映とあわせて行われました。
全国で1作目を自主上映をやったのも見ましたが、すごいドキュメンタリー作品です。
（http://tentsuku.com/）全国をごみ拾いをして歩く若者たち、マフラーを編んでたくさん集めてアフガンの子ども達にじかに届けに行く話、そしてしろうとの若者たちが沖縄から鹿児島まで800ｋｍを手づくりの舟でこいで大海原をいく間の成長物語などどの話も感動的な実話です。それが1作目でした。
先月末に佐賀県武雄に講演に行ったとき、柳川の友人、漢方専門の中村一雄さんから7（日）に柳川に杉浦貴之さんを呼ぶという話しを聞いてた直後でしたから、すごいシンクロにシティ（共時性）を感じました。彼は自分の体験から、末期ガンから生還した方々の記事をまとめて2ヶ月に一度、「メッセンジャー」という雑誌をだしています。こんなに元気になったガン闘病者はたくさんいるのです。ガンは死に至る病いというのはまちがいです。それをもっと多くの人に知ってもらいたいですね。
講演すんですぐ新幹線に乗り、愛知県三河安城で愛知県保険医協会主催の講演です。笑いの科学についてドクター30人の前で、笑うと遺伝子までスイッチがオンになるんだよという村上和雄先生の仕事や、医学的な治験をお話しました。
14（日）飛行機で福岡に飛び、大分県玖珠町での講演です。車で1時間20分くらいで日田の先にある玖珠町まで行けるようになってました。20代にときに大分県久住の山々にはよく行きました。当時はJR九大線で豊後森駅でおりてバスで1時間、飯田高原、そして山に登るというルートでした。
それでこの3年、有名になった隣の九重町にある夢の大つり橋をぜひ見たいということで講演後に連れて行ってもらいました。すると前述の豊後森から飯田高原までの十三曲がりというバス路線の途中にこの大つり橋があったのです。そして10億円もかかったのに、この日までにここを訪れたお客さんは500万人を超えて借金は返したとか。秋はとくにいいでしょうね。帰りは福岡で九大時代の友人と会って旧交を暖めました。
15（月）今日の新聞に富山県雪の立山の高原バスの道路を掘り出す、除雪開通作業が始まったという記事がでていました。5月の中旬、今年も行く予定です。大阪へ朝一番で飛び、午後から近くのお米やさんの講演を聞きました。玄米、胚芽米、分搗き米などの違いなど小学校でも講演してるんだそうです。
17（水）～19（金）まで岡山で当直。
21（日）～23（祭）まで別の岡山のクリニックで当直。
23（火）自分史という言葉を聞いたことがありますか。
還暦、または功なり名をとげてこし方行く末を考える時期にさしかかり、自分の人生を振り返ってみようという人が増えてきました。それを四半世紀前から提案して各地で講演したり、マスコミに紹介しているのが新風書房の福山琢磨社長です。一度じかに講演をお聞きしたいと思っていた時案内をいただきました。
開口一番、私はハワイの生まれで・・？ 実は鳥取県の羽合（はわい）の出身で、ここは有名な羽合温泉があるのです。平成の大合併で羽合という名前が消えたのはとても残念です。自分史を履歴書みたいに時系列で書いていくと、正確かもしれないけど面白くも何ともありません。長年、編集者をやってきた視点で、読む方にとってどんな書き方をすると面白いのか、たとえば自分がこの道に進むことになったきっかけはこの人に出会ったからというような、キーパーソンになるような人がどんな人生にもあるでしょう。そんなエピソードを中心に書くと読みやすくなるのです。
そして自分史を書いて売りたいのか、作って自分のまわりの人に読んでもらいたいなのか、その目的をはっきりさせてから書かないといけません。最近は文芸社をはじめ、自分史をつくりませんかという案内がいろんなところで目にしますね。まず基本は千冊で、原稿を書くとひな型になったほめ言葉の返事が返ってきて作家気分になって二百万円も取られ、手元に10冊程度が届けられ残りは裁断されるというのが実状だそうです。そんな裏事情を教えてもらいました。
出す、出さないは別として、自分史を書いてみようという方には、福山社長オリジナルのこの手引きは大変便利でオススメです。
この中にかいてあるような項目で書いていくと自然に自分史ができるようになる、すばらしいテキストです。関心のある方は申し込んでみられるといいでしょう。また各地のカルチャースクールでも『自分史講座』は人気ですよ。戦争の記録を風化させてはいけないと毎年、こんな庶民の戦争体験を本にしている社長さんです。
24（水）大阪府高槻市の公民館で福井県恐竜博物館の寺田和雄主任研究員の講演。
対象は小学生、ところが関心のある子が集まってるのがか質問が鋭い！ペンギンは恐竜ですか？正解はイエス。爬虫類から鳥類になる間の直立二足歩行をするものを恐竜というのだそうです。怪獣と混同していました。
行く途中で携帯電話を電車の車内に忘れたのに気付き、どうしようということになりました。明日から徳之島に行くのに何も連絡先がわからない、とりあえずドコモに連絡ということで行きました。探しますというのでものの５分でこんな紙をプリントアウトしてくれました。
ＧＰＳ機能を使ってどこにあるか探し出すのです。この手があったかとさっそく電話をすると高槻駅の方であずかってくれてました。袋にいれてロッカーの中にしまわれていましたので呼び出しても留守電になったてしまっていたのでした。すごく勉強になりました。
『千の風になって』という有名な歌がありますね。
あれがもとになって亡くなったあなたの大事な方へ手紙を書いてみませんかという企画があり、その作品が本になっています。『千の風になったあなたへ贈る手紙』（朝日文庫）でこの歌を日本語訳した新井満さんをはじめ、岸恵子さん、さだまさしさん、俵万智さんらが選考委員になっています。
最初に紹介されたすばらしい作品をここに書きます。
中学生のときにお母さんが亡くなり２年後のお母さんの誕生日にお墓に供えてあった手紙です。後から来たお父さんがそれを見て大事にしまっておいて７年後、この企画を知り息子に内緒で応募したということです。あなたもこの機会にかいてみてはいかがでしょうか。
25（木）～27（土）鹿児島県徳之島の講演。朝9時40分の伊丹発で鹿児島乗り換え。ここでなんと3時間もあるのです。そこで友人のアッシー君にお願いして車で迎えに来てもらい、20分ほどで妙見温泉の石原荘という日帰り温泉と昼食のできるとこへ連れて行ってもらいました。
途中に嘉例川（かれいがわ）という明治36年（1903年）にできた古い駅ということで鉄道フアンには人気のある無人駅です。そこを通り過ぎ、きれいな石作りの蔵、これが食事の場所です。
この温泉は2年前に他界した母がリウマチでよく湯治にきていたところで、名前は知ってました。川のほとりでちょうど桜が6分咲きできれいでした。また露天風呂も乙な味。
食事するところの壁には古いカメラや時計、ラムネのビンなどユニークなものを並べてました。
入浴付きで3750円と手ごろでした。
ひと風呂浴びて一杯のんで、14時10分に機上の人となり、15時25分徳之島空港着。
暖かいと思っていたらとんでもない。こちらも寒かった。そしてすごい風でした。
途中に犬田布（いぬたぶ）岬という戦艦大和の鎮魂慰霊塔のある公園に寄ったのですが、風速30ｍを超えるようなすごい風、海は白波がたってごらんのとおり。
そうそうにホテルへ。昔は島の名産、黒砂糖はこうやってしぼっていたという写真とそのときの民具が展示されていました。
夕食は地元の食堂であおさのテンプラやイキのいいお刺身などをいただきました。
26（金）午前中は夜光貝でペンダントや髪飾りを作っている海彩工房の見学です。こうやってペーパーで磨き世界で一つの自分だけの 作品ができるので人気です。
まわりには亜熱帯の植物、パパイヤ、バナナ などが一杯です。
お昼はこちらでこの時期にとれるイセエビ料理を金見崎の金見荘でいただきました。また夜光貝の刺身、これがおいしかった。
ここには黒糖水あめがありました。料理の隠し味になりますね。
徳之島出身のお相撲さんをご存じですか。昭和30年代は我々が小学生のときでしたが、朝潮太郎（今の朝青龍の親方ではありません）が郷土出身力士として自慢でした。
その銅像のそばには昭和20年代の喜劇役者、八波むと志の碑もありました。
徳之島で一番高い井之川岳（644ｍ）の麓に記念碑があり、往年の有名な菊田一夫さんが追悼の言葉を書いていました。現代の関取では旭道山です。
まわりには南国特有のソテツや花がいっぱい
紀州名産の那智黒あめも実はここ徳之島で作っていることもわかりました。地場産業の砂糖きびは写真のようにして精製されるのです。
そしてこの島は出生率が2.5くらいで子供は島の宝、そんなシンポジウムも開催されていました。
ここには半世紀前くらいまで風葬の習慣がありました。土葬して数年後にまた掘り出してきれいに洗ってまた埋めるとか。その研究者の方にその場所を案内してもらいました。よく見ると顎がよく発達して固いものをよく噛んでいたのだなということがよくわかりました。
またこの島の犬田布海岸は１億年も前の地層がサンゴ礁の間に残っています。
またサンゴ礁の間のくぼみにたまった海水から自然塩をつくる場所もあり、そこに古代のサンゴが化石になっていました。
これが当時、ギネスブックに認定された長寿日本一の泉重千代さんの銅像と生家です。
昼間はこうして島中を見て回り、夜は伊仙町で講演でした。百人近くの方々がおいでになり、同じ長寿でも『曻地三郎先生』のようなすごい人がいるよとＤＶＤで紹介しました。
27（土）徳之島町亀津にあるオーシャンリゾートホテルの近くにブルーシェルという夜光貝を壁一面に使った素敵な喫茶店を見つけました。
巻貝を花入れにしてなかなか南国らしくていいですね。
これが徳之島の地図で下が伊仙町、上が天城町、右が徳之島町の３つです。
我々が泊まったのが右端の亀津の町で空港は左の上です。ホテルから南に行くと喜念浜という南国特有の海岸です。
そこからぐるっと左に向かって島の南西にあるのが最初の日に訪れた犬田布岬です。今日は風もなく、おだやかな春の日をあびて戦艦大和の鎮魂碑の公園を散策しました。
午後０時40分、帰りはいいお天気で鹿児島経由で乗りつき、今度は30分で３時15分には伊丹に着きました。
28（日）一夜明けて今日は和歌山県の湯浅のＪＣ（青年会議所）主催の講演です。
講演の後、伝統のあるしょうゆ屋さんを見学させていただきました。
有名なマンガ『美味しんぼ』にも紹介されたように中国の宋の時代にお坊さんが径山寺味噌の製法（いまでは金山寺味噌と書きます）を教わって伝えたのと一緒とか。
資料館の中には先先代の職人らしい粋な姿や作ってる所の写真があり、また全国醤油サミットというのもあることがわかりました。
たまたま勉強会があったのでしょう。ホワイトボードに薄口、濃口、たまり醤油の違いが書いてありました。みなさん御存じでしたか？
うまみを出す大豆と香りをだす小麦の割合の違いで差ができるんですね。
29（月）朝から名古屋で麻酔の仕事、すぐ新幹線で兵庫県姫路で乗り換え、高砂で介護者の集まりで講演して、再び新幹線で滋賀県草津へ。京都では雪が舞う寒い日でした。テレビのニュースで桜に雪という珍しい光景が放映されていました。明日朝は倫理法人会のため、その世話人の方々と会食。
30（火）朝６時半から講演して大阪へ。
そんなこんなで年度末を迎えました。