【以下 12月１３日 記】笑顔だけでなく役者の顔も持とう

　　あなたは、自分のつれあいをなんと呼んでいますか？「お父さん」「お母さん」とか呼んではいませんか？それがセックスレスの原因だと言ったら唖然とされるでしょうね。

　「言霊」という言葉を知っていますか？言葉には魂があるということですね。子供が生まれて大きくなると、以前はパートナーの名前を呼んでいたのが、いつのまにか子供から見た役割の名前になってしまうと言うのが日本では多いですね。奥さんのことを、ママとかお母さんとか呼んでるあなた！あなたの奥さんはあなたのママですか？違うでしょ！そう呼ばれるうちに、奥さんは奥さんの役割からママの役割になり、お母さんの顔に変わってしまいます。お母さんと呼んでる人がセックスの対象になりますか？ならないでしょう。そんな生活習慣がセックスレスを招くのです。

　中高年の女性にアンケートを取りますと、セックスとは「あってもいいけど、無くても困らないもの」の一番に挙がってくるものなのです。　うちの奥さんは奥にいない！？そうですね。いまどきの主婦は家内どころかアウトドアワイフと言ったほうがいいのかもしれません。

　アフター５に職場の仲間と飲みに行くとき、飲み屋の席でも「部長」、「課長」と呼んでいませんか？　人は、部長と呼ばれると部長の顔になるのです。飲み屋まで行っても職場の延長じゃリラックスできないでしょう。この際ファーストネームで呼ぶことを提案します。役職名で呼んだら罰金制っていうのはどうでしょう。するといっぺんに雰囲気が変わります。大阪の屋台では「社長！」というとみんな振り向くくらいですよ！

　ペルソナという言葉は、英語のパーソン（＝人）の語源でお芝居の時につける仮面のことをいいます。みんないろんな役の仮面をつけて、主役になって自分の人生劇場で踊っているのです。職場での顔、自宅での亭主の顔、父親の顔、男の顔などいろいろです。でも大根役者はどこに出しても同じ顔で、どこを切っても変わらない大根と同じ。

　名優はどうですか？　悪役、いい役、いろんな顔を演じられます。だから名優ですね。いろんな顔を持つと「どれが自分のホントの顔？」って悩むまじめなあなた。富士山を見てごらんなさい。春の富士、夏の富士、朝焼けの富士、いろいろです。どれがホントの富士山？　どれもあなたです。一度の人生、名優になりましょう。

　笑顔を絶やさないことと、いろいろな顔を持つことが、ストレスに強くなるコツです。私は白衣の時は世をしのぶ仮の姿で医者もしていますが、ある時は「チンドン屋」、あるときは「健康法師」など百面相です。２４時間同じ顔というのはやめて、今年は名優を目指しましょう！

　１２月１０日、仮装忘年会をしました。ルールはひとつ。素顔禁止です。是非皆さんもやってみてください。

　

　　　　　　　　　　　　　　　

　　　　　　　　　　　　　　　　仮装忘年会の様子です。素顔の人は逆に目立ってしまいそうでしょう？？